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しぶんぎ座流星群を見よう(2022年 1月4日未明)


【注目の天文現象】
1月4日(火)の未明《3日(月)の深夜すぎ》、好条件の「しぶんぎ座流星群」
防寒対策を万全にして流れ星を眺めよう!


「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」とともに3大流星群に数えられる「しぶんぎ座流星群」は、
特に活発になる期間が数時間程度で、ほかの2つの流星群に比べるとマイナーな流星群です。
今回(2022年)は、流星群の活動ピークと日本で観察しやすい時間帯のタイミングがいいこと、
流星を見えにくくする月明かりの邪魔がないこと、からとても好条件で眺められるしぶんぎ座流星群です。



◇チャンスは、1月3日深夜すぎ〜4日夜明け前
様々な条件から、今回は1月4日午前3時〜6時ごろ(3日の深夜すぎです!)が最も流星を眺めるのに適しています。

下の画像(2019年のしぶんぎ座流星群)のように、「放射点(ほうしゃてん)」と呼ばれる付近を中心として、四方八方に流星が流れます。
とはいえ、流星群の流星は星空のいたるところに流れます。放射点に近くにだけ現れるのではありません。
木々や建物や雲などにさえぎられない、星空が広く見える方向を20分、30分、あるいはもっと長時間、眺め続けてみましょう。
街明かりや天候の影響にもよりますが、4日の夜明け前は、1時間あたり数個〜10数個程度の流星が観察できそうです。

[画像を大きく表示]

※高崎市少年科学館ウェブサイト 天文トピックス(2019年1月04日)より
【リンク】天文トピックス:「しぶんぎ座流星群2019(2019年1月04日)」

◇しぶんぎ座と放射点(ほうしゃてん)について
「しぶんぎ座」とは、かつて放射点のあたりに設定されていた「へきめんしぶんぎ(壁面四分儀)座」のことです。
星座としては廃止されましたが、流星群に名前を残しています。

放射点は、現在のうしかい座とりゅう座の境界付近に位置していますが、およその目安としては、おおぐま座の一部である「北斗七星」の柄の少し東側のあたりです。


天文トピックスで最近の流星群を見る

・2021年12月 ふたご座流星群・・天文トピックス「ふたご座流星群2021」

・2021年8月 ペルセウス座流星群・・天文トピックス「ペルセウス座流星群2021」

当館職員が実際に撮影した写真と解説をご覧いただけます。