火星、まもなく最接近!

2018年7月23日

大接近を15年ぶりに迎えている火星。いよいよ7月31日が、地球と火星の距離が一番近くなる「最接近」です。

火星面で最も目立つ「大シルチス」という模様が、真ん中あたりから下にのびています。火星面の上はじに見える白い部分は「南極冠(なんきょくかん)」です。南極冠と大シルチスの間の明るい円形の地域は「ヘラス」と名づけられています。

5月末に発生した巨大な砂嵐(ダストストーム)がほぼ全体を覆っているせいで、望遠鏡で火星を観察しても模様がほとんど見えない状態が続いています。この画像はPCで強調して、模様をわかりやすくしています。


撮影時刻: 7月23日 22:30   ※画像上が火星の南極方向 

20cm 反射望遠鏡 (VC200L) + ZWO ASI224MC CMOSカメラ
画像処理: AutoStakkert2!(スタック) 、 RegiStax6(ウエーブレット)
       高崎市箕郷町 にて  撮影:当館職員 H. Koyama


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