おうし座の左目に輝く 明けの明星!

2017年7月14日

4月中ごろから夜明け前の東の空に、明けの明星として金星がキラリと輝いていますが、 その金星が7月13日・14日に、おうし座の目に光る1等星・アルデバランと並びました。

赤く光るアルデバランのあたりは、X字に星が並んで牛の顔をかたちづくり、そこからさらに2本の長い角がのびています。 ふだんは、右目にアルデバランだけが光るおうし座ですが、この時だけは、左目に金星がやってきて両目を輝かせました。
金星より少し高いあたりに、「すばる」の星々も見えています。

ちょうどこれからが、宵の空で夏の星座を眺めやすい季節ですが、夜明け前の東の空では、冬の星座が姿を見せ始めています。



 撮影時刻:3時32分 カメラ:ソニー NEX-6 レンズ:シグマ19mm F2.8DN 絞り:F2.8開放 
 ISO: 800 露出: 30秒(10秒×3コマ) ※3コマ目のみ Leeソフト#1フィルター使用
 固定撮影(恒星基準コンポジット) 群馬県内 嬬恋高原にて 撮影:当館職員 T. Kishi



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